デフォルト・アクション表
どの手を、どう打つか。全ストリートの早見表
3 つの質問で引く
3 つ答えると、セルは 1 つに決まります。
| A-high ドライ | ブロードウェイ ドライ | 2 トーン 中間 | ローコネクト | ペアボード | モノトーン | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ナッツ級 セット・2 ペア | ||||||
| オーバーペア トップペア強 | ||||||
| トップペア 弱キッカー | ||||||
| ミドルペア セカンドペア | ||||||
| ボトムペア 弱いペア | ||||||
| 強いドロー FD・OESD | ||||||
| 弱いドロー ガット・BD | ||||||
| 完全な空気 |
| A-high ドライ | ブロードウェイ ドライ | 2 トーン 中間 | ローコネクト | ペアボード | モノトーン | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ナッツ級 セット・2 ペア | ||||||
| オーバーペア トップペア強 | ||||||
| トップペア 弱キッカー | ||||||
| ミドルペア セカンドペア | ||||||
| ボトムペア 弱いペア | ||||||
| 強いドロー FD・OESD | ||||||
| 弱いドロー ガット・BD | ||||||
| 完全な空気 |
| A-high ドライ | ブロードウェイ ドライ | 2 トーン 中間 | ローコネクト | ペアボード | モノトーン | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ナッツ級 セット・2 ペア | ||||||
| オーバーペア トップペア強 | ||||||
| トップペア 弱キッカー | ||||||
| ミドルペア セカンドペア | ||||||
| ボトムペア 弱いペア | ||||||
| 強いドロー FD・OESD | ||||||
| 弱いドロー ガット・BD | ||||||
| 完全な空気 |
| 25 〜 33% 必要 20% | 50% 必要 25% | 66 〜 75% 必要 30% | 100% 以上 必要 33%+ | |
|---|---|---|---|---|
| ナッツ級 セット・2 ペア | ||||
| オーバーペア トップペア強 | ||||
| トップペア 弱キッカー | ||||
| ミドルペア セカンドペア | ||||
| ボトムペア 弱いペア | ||||
| 強いドロー FD・OESD | ||||
| 弱いドロー ガット・BD | ||||
| 完全な空気 |
| ブランク | 自分有利 K・Q・J | 相手有利 低い連結札 | フラッシュ 完成 | ボードペア | |
|---|---|---|---|---|---|
| ナッツ級 | |||||
| オーバーペア トップペア強 | |||||
| トップペア弱 | |||||
| ミドル以下 SDV あり | |||||
| 強いドロー | |||||
| 弱いドロー | |||||
| 空気 ブロッカーあり | |||||
| 空気 ブロッカーなし |
| 相手チェック | 小ベット 25 〜 33% | 中ベット 50 〜 66% | ポットベット 100% | オーバーベット 125% 以上 | |
|---|---|---|---|---|---|
| ナッツ級 | |||||
| 強いバリュー 2 ペア・強トップ | |||||
| 中バリュー トップペア弱 | |||||
| シンバリュー候補 ミドルペア | |||||
| 弱い SDV ボトムペア | |||||
| 空気 ブロッカーあり | |||||
| 空気 ブロッカーなし |
- ベット大(75〜100%)
- ベット中(50〜66%)
- ベット小(25〜33%)
- チェック
- コール
- レイズ
- フォールド/ギブアップ
- 判断が割れる
6-max キャッシュ/100BB/ヘッズアップのシングルレイズポットを基準にしています。
これは「正解の一覧」ではなく「迷った時の初期値」です。
壁紙チャート
- UTG から
- HJ から
- CO から
- BTN のみ
- 薄い塗り=混合
- 降りる
自分の席の色と、それより濃い色だけレイズ
プリフロップは完全表。フロップ以降はクラス別
先に、ひとつだけ正直に書きます
「あらゆる手の最善手」という表は、原理的に作れません
なぜ作れないか
- フロップは 1755 種類。ターンとリバーを含めると数千万通り
- 同じ A♠J♦ でも、ボード・ポジション・相手で最善手が変わる
- 全部を埋めた表を出すなら、数字を捏造することになります
代わりに作れるもの
- ハンドを 8 つのクラスに分け、クラスごとのデフォルトを示す
- 実戦で出会うスポットの大半は、この粒度で決まります
表が埋まっていることと、正しいことは別です。
デフォルトとは何か
そのスポットで、最も高い頻度で正しくなる行動のことです。
常に正しい、という意味ではありません。
迷った時にここへ戻れば、大きく外すことはない。その基準線として使ってください。
黄色(判断)のセルは、デフォルトが決まらない場所です。そこだけ考える、という使い方が正しい形です。
この表が使える範囲
範囲外で使うと、そのまま損失になります
| 条件 | この表の前提 | 外れた場合 |
|---|---|---|
| ゲーム | 6-max キャッシュ | 9-max は前ポジションをさらに締める |
| 有効スタック | 100BB | 40BB 以下は SPR が変わり、別の判断になる |
| ポット | シングルレイズポット | 3bet ポットは SPR が 3 〜 4。コミット判断が優先 |
| 人数 | ヘッズアップ(2 人) | マルチウェイはブラフがほぼ消える |
| レーキ | オンライン想定 | 高レーキでは全体を締める |
| 相手 | 不明(母集団平均) | タイプが分かれば、後半の章で調整する |
最も多い誤用は、3bet ポットとマルチウェイでこの表を使うことです。どちらも構造が違うため、デフォルトが変わります。
使い方:3 つの質問
この順番で表を選びます
1 自分の役割は?
レイザーか、コーラーか。IP か、OOP か。4 つのどれか
2 ボードはどの型?
A-high ドライ/ブロードウェイ/2 トーン/ローコネクト/ペア/モノトーン
3 自分の手はどのクラス?
8 分類のどれか。手そのものではなく、クラスで見る
3 つ答えれば、セルは 1 つに決まります
決まらない時は、たいてい ② のボード分類か ③ のクラス分けを飛ばしています
ハンドクラス 8 分類
この分類が、すべての表の縦軸になります
| クラス | 含まれる手 | 考え方 |
|---|---|---|
| ① ナッツ級 | セット、ストレート、フラッシュ、上位 2 ペア | 相手のコールレンジに大きく勝つ |
| ② オーバーペア・トップペア強 | AA でローボード、AK で A-high | バリューだが無敵ではない |
| ③ トップペア弱キッカー | A5 で A-high、K7 で K-high | 1 〜 2 ベットまでの手 |
| ④ ミドル・セカンドペア | 2 番目に高い札とのペア | ショーダウン価値はあるが薄い |
| ⑤ ボトムペア・弱いペア | 一番低い札とのペア、ポケット下位 | ほぼブラフキャッチャー |
| ⑥ 強いドロー | フラッシュドロー、オープンエンド | エクイティで戦える。攻撃側に回れる |
| ⑦ 弱いドロー | ガットショット、バックドア 2 つ | 単独では足りない。組み合わせ次第 |
| ⑧ 完全な空気 | 勝ち目も改善余地もない | ブラフか、降りるかの二択 |
迷ったら「相手のコールレンジに勝てるか」「当たれば勝てるか」の 2 問でクラスが決まります。
アクションと色の定義
表の中で使う言葉を固定します
- ベット大(75〜100%)
- ベット中(50〜66%)
- ベット小(25〜33%)
- チェック
- コール
- レイズ
- フォールド/ギブアップ
- 判断が割れる
| ベット小 | ポットの 25 〜 33%。レンジ全体で押す時 |
| ベット中 | ポットの 50 〜 66%。バリューとセミブラフの標準 |
| ベット大 | ポットの 75 〜 100%。ナッツ優位がある時だけ |
| チェック | 賭ける理由が 3 つのどれにも当たらない時 |
| コール | 相手のレンジに対して、オッズが合う時 |
| レイズ | バリューか、エクイティを否定したい時 |
| 判断が割れる | デフォルトが存在しない。ここだけ考える |
サイズは「%」で固定します。BB 単位で覚えるとポットサイズが変わった時に狂います。
1 プリフロップ
唯一、169 通りすべてを埋められる場所
プリフロップだけは完全表が作れる
ボードがないため、変数がポジションとスタックだけになります
壁紙チャート
- UTG から
- HJ から
- CO から
- BTN のみ
- 薄い塗り=混合
- 降りる
自分の席の色と、それより濃い色だけレイズ
オープン(誰もレイズしていない時)
- 最も濃い赤=UTG から/濃い赤=HJ から/中間の赤=CO から/淡い赤=BTN のみ
- 自分の席の色と、それより濃い色をレイズ
- サイズは 2.5BB で固定
この表の位置づけ
- ここだけは 169 通りすべてに答えがある
- フロップ以降でクラス分けが必要になるのは、ボードが変数を持ち込むから
薄い色の意味
- 混合。相手やレーキ次第でどちらでもよい
- 迷ったら降りて構いません
プリフロップのクラス別デフォルト
8 分類の、プリフロップ版です
| 手の形 | デフォルト | 補足 |
|---|---|---|
| ポケットペア 99 以上 | 全ポジションでオープン、3bet も検討 | QQ+ は 4bet バリュー |
| ポケットペア 88 以下 | オープンは全席、3bet には基本コール | セット狙い。SPR が深いほど価値が上がる |
| スーテッド A(A5s 〜 A2s) | オープン+ 3bet ブラフの第一候補 | ブロッカーとナッツ性を両立 |
| スーテッド A(ATs 〜 AJs) | オープン+ 3bet バリュー寄り | 前の席への 3bet はやや控える |
| ブロードウェイ・スーテッド | 全席でオープン、3bet 混合 | KQs・KJs・QJs |
| ブロードウェイ・オフ | AJo+ は前席から、KQo は全席 | KJo・QJo は CO 以降のみ |
| スーテッドコネクター | CO 以降でオープン、コールで使う | 3bet ブラフには使わない |
| 弱いオフスーテッド | BTN と SB のみ | それ以外は降りる |
詳細な 169 マスは、既存の「プリフロップ・レンジの地図」を参照してください。
誰かがレイズした後のデフォルト
3 択の初期値
| 自分の手 | 前席のオープンに対して | BTN・SB のオープンに対して |
|---|---|---|
| QQ+ / AK | 3bet(バリュー) | 3bet(バリュー) |
| JJ / AQs / AQo | 3bet 混合、またはコール | 3bet |
| TT 〜 22 | コール(ポジションがあれば) | コール、または 3bet 混合 |
| A5s 〜 A2s | 3bet ブラフ | 3bet ブラフ |
| ATs / KQs / KJs | コール | 3bet 混合 |
| スーテッドコネクター | ポジションがあればコール | コール |
| KJo / A9o / QJo | フォールド | BB ならコール |
原則:相手のレンジが強いほど、3bet はポラライズ(上とブロッカー)に寄せ、コールは薄くします。中間の手を 3bet に使うのが最も多い誤りです。
2 フロップ
役割ごとに 4 枚。ここが本体です
① 自分がレイザー・ポジションあり(IP)
フロップで相手がチェックしてきた時のデフォルト
| A-high ドライ | ブロードウェイ ドライ | 2 トーン 中間 | ローコネクト | ペアボード | モノトーン | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ナッツ級 セット・2 ペア | ベット小 | ベット中 | ベット大 | ベット大 | ベット小 | ベット中 |
| オーバーペア トップペア強 | ベット小 | ベット小 | ベット中 | 判断 | ベット小 | チェック |
| トップペア 弱キッカー | ベット小 | ベット小 | チェック | チェック | ベット小 | チェック |
| ミドルペア セカンドペア | チェック | チェック | チェック | チェック | チェック | チェック |
| ボトムペア 弱いペア | チェック | チェック | チェック | チェック | チェック | チェック |
| 強いドロー FD・OESD | ベット小 | ベット中 | ベット大 | ベット大 | ベット小 | ベット中 |
| 弱いドロー ガット・BD | ベット小 | ベット小 | ベット小 | チェック | ベット小 | チェック |
| 完全な空気 | ベット小 | ベット小 | チェック | チェック | ベット小 | チェック |
- ベット大(75〜100%)
- ベット中(50〜66%)
- ベット小(25〜33%)
- チェック
- コール
- レイズ
- フォールド/ギブアップ
- 判断が割れる
縦:ハンドクラス 横:ボードの型 セル:デフォルトの行動
① の読み方
覚えるのはセルではなく、4 つの構造です
構造 1:ミドルペア以下は全部チェック
- 賭けても、弱い手しか降りず、強い手にしか呼ばれない
- ショーダウン価値を守るのが最も得
- 「保護」でベットしたくなる場所ですが、多くは損
構造 2:空気は A-high とペアボードで賭ける
- この 2 つは相手も当たっていない
- レンジ全体で押せるので、ブラフが安く通る
構造 3:ローコネクトでは空気を捨てる
- ナッツ優位が相手にあるため、ブラフが機能しない
- ここで押し続けるのが、最も多い漏れ
構造 4:強いドローはボードが濡れるほど大きく
- 相手のエクイティを否定する価値が高い
- 当たった時のポットも大きくできる
この 4 つを理解すれば、セルは覚えなくても再現できます。表は確認用であって、記憶用ではありません。
② 自分がレイザー・ポジションなし(OOP)
自分が先に動く時のデフォルト。①よりチェックが増えます
| A-high ドライ | ブロードウェイ ドライ | 2 トーン 中間 | ローコネクト | ペアボード | モノトーン | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ナッツ級 セット・2 ペア | ベット小 | ベット中 | ベット大 | 判断 | ベット小 | チェック |
| オーバーペア トップペア強 | ベット小 | ベット小 | ベット中 | チェック | ベット小 | チェック |
| トップペア 弱キッカー | ベット小 | チェック | チェック | チェック | ベット小 | チェック |
| ミドルペア セカンドペア | チェック | チェック | チェック | チェック | チェック | チェック |
| ボトムペア 弱いペア | チェック | チェック | チェック | チェック | チェック | チェック |
| 強いドロー FD・OESD | ベット小 | ベット中 | ベット大 | 判断 | ベット小 | チェック |
| 弱いドロー ガット・BD | ベット小 | チェック | チェック | チェック | ベット小 | チェック |
| 完全な空気 | ベット小 | チェック | チェック | チェック | ベット小 | チェック |
- ベット大(75〜100%)
- ベット中(50〜66%)
- ベット小(25〜33%)
- チェック
- コール
- レイズ
- フォールド/ギブアップ
- 判断が割れる
①との違い:ブロードウェイ・2 トーン・モノトーンで、チェックが大幅に増えます
② の読み方:① との差分だけ見る
変わったセルには、すべて同じ理由があります
なぜチェックが増えるのか
- 先に動くと、相手に情報を渡すことになる
- チェックレイズを受けるリスクがある
- コールされた後、ターンでも先に動くことになる
変わらないセル
- A-high ドライとペアボードは、①とほぼ同じ
- この 2 つは、ポジションがなくてもレンジ優位が大きいため
ローコネクトのナッツ級が「判断」の理由
- ベット:ドローから払わせられる
- チェック:相手のブラフを誘い、チェックレイズできる
- どちらも成立するため、相手のアグレッションで決める
実戦での簡略ルール
- OOP で迷ったら、チェックが基準
- 賭けるなら、理由を 1 つ言えること
同じ手でも、IP と OOP で行動が変わります。「この手はベット」と覚えると、必ずどちらかで間違えます。
③ 自分がコーラー(相手の C-bet に直面)
相手が 33% でベットしてきた時のデフォルト
| A-high ドライ | ブロードウェイ ドライ | 2 トーン 中間 | ローコネクト | ペアボード | モノトーン | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ナッツ級 セット・2 ペア | コール | 判断 | レイズ | レイズ | コール | コール |
| オーバーペア トップペア強 | コール | コール | コール | コール | コール | コール |
| トップペア 弱キッカー | コール | コール | コール | コール | コール | 判断 |
| ミドルペア セカンドペア | コール | コール | コール | コール | コール | コール |
| ボトムペア 弱いペア | フォールド | 判断 | 判断 | コール | 判断 | フォールド |
| 強いドロー FD・OESD | コール | コール | レイズ | レイズ | レイズ | コール |
| 弱いドロー ガット・BD | 判断 | コール | コール | コール | 判断 | フォールド |
| 完全な空気 | フォールド | フォールド | フォールド | フォールド | フォールド | フォールド |
- ベット大(75〜100%)
- ベット中(50〜66%)
- ベット小(25〜33%)
- チェック
- コール
- レイズ
- フォールド/ギブアップ
- 判断が割れる
サイズが大きい場合は、次ページのサイズ別表で上書きしてください
③ の読み方
守る側の表には、攻める側と違う原則があります
ナッツ級が A-high で「コール」の理由
- レイズすると、相手の弱いレンジが全部降りる
- ドライボードでは、相手のブラフを残す方が得
- 濡れたボードではレイズ。相手のエクイティを潰す
空気が全部フォールドの理由
- MDF を守るのは「勝てる可能性のある手」から
- 空気でコールしても、ターンで降りるだけ
強いドローがレイズになる場所
- 2 トーン・ローコネクト・ペアボード
- フォールドエクイティとエクイティの両方がある
- 降ろせなくても、当たれば大きく取れる
ボトムペアが「判断」の理由
- 相手の C-bet 頻度に完全に依存する
- 70% 以上打つ相手ならコール、タイトな相手なら降りる
守る側の原則:降りる手はクラス⑧から選び、コールする手はクラス④〜⑦から選びます。逆をやると、勝てる手を捨てて負ける手を残すことになります。
④ ベットサイズ別の対応
③を、サイズで上書きする表です。ストリートを問わず使えます
| 25 〜 33% 必要 20% | 50% 必要 25% | 66 〜 75% 必要 30% | 100% 以上 必要 33%+ | |
|---|---|---|---|---|
| ナッツ級 セット・2 ペア | レイズ | レイズ | 判断 | コール |
| オーバーペア トップペア強 | コール | コール | コール | 判断 |
| トップペア 弱キッカー | コール | コール | コール | 判断 |
| ミドルペア セカンドペア | コール | コール | 判断 | フォールド |
| ボトムペア 弱いペア | コール | コール | フォールド | フォールド |
| 強いドロー FD・OESD | 判断 | フォールド | フォールド | フォールド |
| 弱いドロー ガット・BD | レイズ | コール | コール | 判断 |
| 完全な空気 | コール | 判断 | フォールド | フォールド |
- ベット大(75〜100%)
- ベット中(50〜66%)
- ベット小(25〜33%)
- チェック
- コール
- レイズ
- フォールド/ギブアップ
- 判断が割れる
列見出しの「必要 %」は計算値です。ポットオッズから確定します
④ の読み方
この表は縦に読みます
縦に読むと MDF が見える
- サイズが上がるほど、降りてよい手が増える
- 25 〜 33% には 80% 守る。100% には 50% で足りる
- 小さいベットに降りすぎるのが、最も多い漏れ
ナッツ級が大きいベットに「コール」の理由
- レイズすると、相手のブラフが全部降りる
- 相手がブラフを打っているなら、そのまま払わせる
「判断」セルの解き方
- 相手のバリューとブラフのコンボを数える
- ブラフ ÷ 合計が、必要エクイティを超えるか
- 自分のブロッカーで、その数字を修正する
オーバーベットへの原則
- 母集団はオーバーベットでほぼブラフを打たない
- クラス③以下は、相手の傾向が不明なら降りてよい
この表だけは、相手が誰でも使える部分(必要エクイティ)と、相手次第の部分(ブラフ率)がはっきり分かれています。
3 ターン
フロップで賭けた後、続けるかどうか
⑤ ターンのデフォルト
フロップでベットし、コールされ、相手がチェックしてきた場面
| ブランク | 自分有利 K・Q・J | 相手有利 低い連結札 | フラッシュ 完成 | ボードペア | |
|---|---|---|---|---|---|
| ナッツ級 | ベット大 | ベット大 | ベット中 | 判断 | ベット大 |
| オーバーペア トップペア強 | ベット中 | ベット中 | チェック | チェック | ベット中 |
| トップペア弱 | チェック | チェック | チェック | チェック | チェック |
| ミドル以下 SDV あり | チェック | チェック | チェック | チェック | チェック |
| 強いドロー | ベット中 | ベット中 | 判断 | ベット大 | ベット中 |
| 弱いドロー | チェック | 判断 | チェック | チェック | チェック |
| 空気 ブロッカーあり | ベット中 | ベット中 | ギブアップ | 判断 | ベット中 |
| 空気 ブロッカーなし | ギブアップ | ギブアップ | ギブアップ | ギブアップ | ギブアップ |
- ベット大(75〜100%)
- ベット中(50〜66%)
- ベット小(25〜33%)
- チェック
- コール
- レイズ
- フォールド/ギブアップ
- 判断が割れる
縦:ハンドクラス 横:ターンカードがどちらを助けたか
⑤ の読み方
ターンの表は、カードの分類が横軸になります
空気は 2 行に分かれている
- ブロッカーあり:2 発目を撃つ候補
- ブロッカーなし:全部ギブアップ
- ターンのブラフは、手ではなくブロッカーで選ぶ
トップペア弱キッカーが全部チェック
- 3 ストリート戦える強さがない
- 賭けると、負けている手にしか呼ばれない
フラッシュ完成カードの扱い
- オーバーペアとトップペアはチェックに落ちる
- 強いドローがフラッシュになったなら、ベット大
- 持っていない側は、降りる準備をする
「相手有利の低い連結札」で止める
- 相手のフロップコールレンジを直接助けたカード
- 2 発目の成功率が大きく落ちる
ターンの原則:フロップで賭けたことは、ターンで賭ける理由になりません。カードがレンジ相互作用を変えたかどうかだけで決めます。
4 リバー
1 枚で、賭ける側と受ける側の両方を扱う
⑥ リバーのデフォルト
左端が「自分が最後に動く時」、右の 4 列が「相手が賭けてきた時」
| 相手チェック | 小ベット 25 〜 33% | 中ベット 50 〜 66% | ポットベット 100% | オーバーベット 125% 以上 | |
|---|---|---|---|---|---|
| ナッツ級 | ベット大 | レイズ | レイズ | コール | コール |
| 強いバリュー 2 ペア・強トップ | ベット中 | コール | コール | コール | 判断 |
| 中バリュー トップペア弱 | ベット小 | コール | コール | 判断 | フォールド |
| シンバリュー候補 ミドルペア | ベット小 | コール | 判断 | フォールド | フォールド |
| 弱い SDV ボトムペア | チェック | 判断 | フォールド | フォールド | フォールド |
| 空気 ブロッカーあり | ベット中 | フォールド | フォールド | フォールド | フォールド |
| 空気 ブロッカーなし | チェック | フォールド | フォールド | フォールド | フォールド |
- ベット大(75〜100%)
- ベット中(50〜66%)
- ベット小(25〜33%)
- チェック
- コール
- レイズ
- フォールド/ギブアップ
- 判断が割れる
縦:手の強さ 横:相手のアクション。リバーはドローが存在しないため、分類が変わります
⑥ の読み方
リバーだけは、母集団の傾向が表に織り込まれています
ナッツ級が大きいベットに「コール」
- レイズすると、相手のブラフが全部降りる
- 相手がブラフを打つと分かっている時だけレイズ
中バリューが右に行くほど降りる
- ポットベットで「判断」、オーバーベットで降りる
- 母集団はリバーでブラフが足りないため
空気は 2 行に分かれる
- ブロッカーあり:ベット中でブラフ
- ブロッカーなし:チェックして諦める
- 相手の強い手を減らせない手でブラフしない
シンバリューは小さく賭ける
- 大きく賭けると、払ってくれる弱い手が降りる
- 取りこぼしも、払いすぎと同じ損失
この表の右側は、相手が不明な時の値です。相手がブラフを多用すると分かっているなら、フォールドのセルを 1 段ずつコールに寄せてください。逆にタイトな相手なら、判断のセルは全部フォールドで構いません。
5 例外と調整
デフォルトが崩れる場所を、先に知っておく
デフォルトが崩れる 5 つの条件
この条件に当てはまったら、表を閉じてください
| ① 3bet ポット | SPR が 3 〜 4。コミットするかどうかが優先される |
| ② マルチウェイ | ブラフはほぼ消える。バリューは厚く、慎重に |
| ③ 有効スタックが 40BB 以下 | ドローの価値が落ち、ペアの価値が上がる |
| ④ 相手が極端なタイプ | Station と Nit は、表の半分が書き換わる |
| ⑤ レーキが高い | 参加そのものを減らす。限界的なスポットは降りる |
共通する考え方
- デフォルトが崩れるのは、前提が変わったからです。手が悪いからではありません
- 崩れた時は、第 2 章の「レンジ優位・ナッツ優位・SPR」に戻って組み直します
相手タイプ別:どのセルが動くか
表を書き換える方向は、タイプごとに決まっています
| タイプ | 動かすセル | 方向 |
|---|---|---|
| Calling Station | 空気のベット小 → チェック | ブラフを全部やめる |
| Calling Station | シンバリュー候補 → ベット中 | 薄いバリューを厚く取る |
| Nit | 空気 → ベットを増やす | 降りる相手にはブラフが通る |
| Nit | 相手の大きいベット → 全部フォールド | ブラフを打たない相手 |
| オーバーブラファー | 弱い SDV のフォールド → コール | ブラフキャッチを増やす |
| アンダーブラファー | 判断セル → 全部フォールド | 限界的なコールをやめる |
| Passive | 相手のベットに対し 1 段フォールド寄り | ベット自体が強い意味を持つ |
| 高頻度 C-bet(70%+) | コーラー表のレイズを増やす | チェックレイズが最も効く |
調整は 1 方向ずつ。2 つ同時に動かすと、たいてい矛盾します。
「判断」セルの一覧
デフォルトが存在しない場所を、正直に並べます
| ローコネクト × オーバーペア(レイザー) | レンジ不利とハンド有利が衝突する |
| ローコネクト × ナッツ級(OOP) | ベットとチェックレイズのどちらも成立する |
| モノトーン × トップペア弱(コーラー) | フラッシュの有無で完全に変わる |
| ボトムペア × C-bet に直面 | 相手の C-bet 頻度に完全依存 |
| ターン フラッシュ完成 × ナッツ級 | 自分がフラッシュかどうかで別物 |
| リバー ポットベット × 中バリュー | 相手のブラフ率次第。母集団なら降りる |
| オーバーベット × 強いバリュー | ブロッカーとコンボカウントで解く |
表の価値は、埋まっているセルではなく、ここに何が並ぶかで決まります。
前回のケース 5 問を、この表で引き直す
同じ答えが出るかを確認します
| ケース | 引く表 | セル | 答え |
|---|---|---|---|
| 1:A-high で KQ(IP) | ① IP レイザー | A-high × 完全な空気 | ベット小 |
| 2:765 で AA(IP) | ① IP レイザー | ローコネクト × オーバーペア | 判断(小さく) |
| 3:964J で AK(IP) | ⑤ ターン | 自分有利 × 空気ブロッカーあり | ベット中 |
| 4:KQ725 で KJ | ⑥ リバー | ポットベット × 中バリュー | 判断 → 降りる |
| 5:964J3 で A9 | ⑥ リバー | 相手チェック × シンバリュー候補 | ベット小 |
5 問とも、解説で出した結論と一致します。これは偶然ではなく、ケースの解説をこの分類体系から作っているためです。逆に言えば、表と違う結論が出た時は、どちらかが間違っています。
表を引いた後、必ず「なぜそのセルなのか」を第 2 章の 3 つの軸で確認してください。
1 枚の早見表
これだけをスクリーンショットして持ち歩いてください
賭ける側
- ① ボードを 6 型に分類する
- ② レンジ優位 → ベット頻度
- ③ ナッツ優位 → ベットサイズ
- ④ ミドルペア以下はチェック
- ⑤ 空気はブロッカーで選ぶ
- ⑥ ローコネクトでは押さない
- ⑦ 次のストリートを先に決める
受ける側
- ① サイズから必要エクイティを出す
- ② 相手のバリューを数える
- ③ 相手のブラフを数える
- ④ ブラフ率が必要エクイティを超えるか
- ⑤ 自分のブロッカーで修正する
- ⑥ 空気から降り、勝ち目のある手で守る
- ⑦ 迷ったら、母集団はブラフ不足
表を引くのは、この 14 行で答えが出なかった時だけで十分です。
この表の卒業条件
セルを覚えることではありません。
セルの色を、レンジ優位・ナッツ優位・SPR の 3 つから自分で再現できることです。
使い始め
迷ったら表を引く。まず初期値を体に入れる
慣れてきたら
引く前に自分で予想し、答え合わせに使う
最終的に
黄色の「判断」セルだけを見る。残りは自動化する
表どおりに打てることと、強いことは違います。表は、考えるべき場所を減らすための道具です。