第 2 部 役
10 種類。強い順に覚えます
役は「5 枚」で作ります
自分の 2 枚とボードの 5 枚、合計 7 枚から選びます
自分の手札 2 枚
+
全員共通のボード 5 枚
= この 7 枚から最強の 5 枚
選び方のルール
- 7 枚のうち、好きな 5 枚を選べます
- 手札を 2 枚とも使わなくても構いません
- 手札を 1 枚も使わなくても構いません
よくある誤解
- 「手札を必ず使う」ルールはありません(オマハとの違い)
- ボードの 5 枚がそのまま最強なら、全員が同じ役になります
役の一覧
上が強く、下が弱い。右は 7 枚で作れる確率です
- 1ロイヤルフラッシュ0.003%
- 2ストレートフラッシュ0.028%
- 3フォーカード0.17%
- 4フルハウス2.6%
- 5フラッシュ3.0%
- 6ストレート4.6%
- 7スリーカード4.8%
- 8ツーペア23.5%
- 9ワンペア43.8%
- 10ハイカード17.4%
確率は「ホールデムで 7 枚見た時に、その役ができている割合」です。最も多いのはワンペアです。
1位 ロイヤルフラッシュ
Royal Flush
7 枚で作れる確率
0.003%
約 3 万回に 1 回
どんな役か
- 同じスートの A・K・Q・J・10
- ポーカーで最も強い役
- ストレートフラッシュの最上位
覚えるポイント
- 一生に数回あるかどうか
- 狙って作るものではない
2位 ストレートフラッシュ
Straight Flush
7 枚で作れる確率
0.028%
約 3600 回に 1 回
どんな役か
- 同じスートで、数字が 5 枚連続
- 例:9♥8♥7♥6♥5♥
- ロイヤル以外のストレートフラッシュ
覚えるポイント
- ほぼ負けない役
- これも狙って作る役ではない
3位 フォーカード
Four of a Kind
7 枚で作れる確率
0.17%
約 590 回に 1 回
どんな役か
- 同じ数字を 4 枚そろえる
- 例:7♠7♥7♦7♣ + 1 枚
- クワッズとも呼びます
覚えるポイント
- ポケットペアからできることが多い
- 相手が強い役の時ほど大きく勝てる
4位 フルハウス
Full House
7 枚で作れる確率
2.6%
約 38 回に 1 回
どんな役か
- 同じ数字 3 枚 + 別の数字 2 枚
- 例:Q♠Q♥Q♦ + 4♠4♣
- 「スリーカード+ワンペア」
覚えるポイント
- ボードにペアがある時に警戒する
- 3 枚の方の数字で強弱が決まる
5位 フラッシュ
Flush
7 枚で作れる確率
3.0%
約 33 回に 1 回
どんな役か
- 同じスートを 5 枚そろえる
- 数字の連続は必要ない
- 例:A♣J♣8♣5♣2♣
覚えるポイント
- 最も高いカードで強弱が決まる
- A のフラッシュを「ナッツフラッシュ」と呼ぶ
6位 ストレート
Straight
7 枚で作れる確率
4.6%
約 22 回に 1 回
どんな役か
- 数字が 5 枚連続
- スートはバラバラでよい
- 例:9♦8♠7♥6♣5♦
覚えるポイント
- 一番上の数字で強弱が決まる
- ボードが連続している時は要注意
7位 スリーカード
Three of a Kind
7 枚で作れる確率
4.8%
約 21 回に 1 回
どんな役か
覚えるポイント
- 手札のペアから作ると「セット」
- 強く、かつ隠れやすい役
8位 ツーペア
Two Pair
7 枚で作れる確率
23.5%
約 4 回に 1 回
どんな役か
- ペアが 2 組
- 例:J♠J♦ + 6♥6♣ + 1 枚
- 上のペアから比べます
覚えるポイント
- よく出るが、負けることもある強さ
- ボードが伸びると弱くなる
9位 ワンペア
One Pair
7 枚で作れる確率
43.8%
最も起きやすい役
どんな役か
- 同じ数字が 2 枚
- 例:T♥T♣ + 3 枚
- 最も多く登場する役
覚えるポイント
10位 ハイカード
High Card
7 枚で作れる確率
17.4%
約 6 回に 1 回
どんな役か
- 何の役もできていない状態
- 一番高いカードで比べます
- 「ノーペア」とも呼ぶ
覚えるポイント
- それでも全員が降りれば勝てる
- A が 1 枚あるだけで勝つこともある
同じ役どうしの比べ方
ここが最初のつまずきどころです
ボード
A さん
B さん
A さんの勝ち
K が Q に勝つ
キッカーとは
- 役を作った残りのカードのこと
- 2 人ともワンペア(A のペア)で並んでいる
- 次に高いカードで勝負が決まる → K vs Q
比べる順番
- ① まず役の種類(フラッシュ > ストレート)
- ② 同じ役なら、役を作った数字の大きさ
- ③ それも同じなら、キッカーを上から順に
5 枚すべてが同じ強さなら、ポットを山分け(スプリット)します。
A は「1」としても使えます
ストレートで唯一の例外です
成立する
成立しない
A-2-3-4-5 は成立する
- この時、A は 1 として扱われます
- 「ホイール」または「バイシクル」と呼びます
- ストレートの中では最も弱い
K-A-2-3 はつながらない
- A を挟んで一周することはできません
- A は「一番上」か「一番下」のどちらかだけ
この例外があるため、A5s のような手がストレートを作れます。後の章で重要になります。
よくある勘違い 6 つ
最初に潰しておくと、後が楽になります
| スートに強弱がある | ありません。A♠ と A♥ は同じ強さです |
| 手札を必ず 2 枚使う | 使わなくて構いません。ボードの 5 枚だけでも成立します |
| K-A-2-3-4 はストレート | つながりません。A は上か下のどちらか |
| フラッシュは数字も連続が必要 | 不要です。スートが同じ 5 枚であれば成立します |
| ツーペアは 3 組でも作れる | 役は 5 枚。上位 2 組だけを使います |
| 役が強い人が必ず勝つ | 全員が降りれば、役に関係なく勝ちます |
特に 2 つ目は、オマハなど他のポーカーと混同しやすい点です。
練習:この役は何でしょう
ボードと手札から、自分の役を答えてください
ボード
あなたの手札
問題
- Q1:あなたの役は何ですか?(7 枚から 5 枚を選んでください)
- Q2:相手が Q♥J♥ を持っていた場合、どちらが勝ちますか?
- Q3:相手が 9♥9♦ を持っていた場合はどうなりますか?
答えは下の「答えを見る」で開けます。先に自分で考えてみてください。
練習の答え
7 枚から 5 枚を選ぶ、という作業に慣れてください
答えを見る
Q1:K のワンペア
- ボードの K♦ と手札の K♠ でペア
- 残りは A♥・9♠・7♣ がキッカー
- 使った 5 枚:K K A 9 7
Q2:あなたの勝ち
- 相手の QJ は何もできていない(ハイカード)
- ワンペア > ハイカード
Q3:相手の勝ち
- 9♥9♦ とボードの 9♠ でスリーカード
- スリーカード > ワンペア
- 同じボードでも、手札が変われば結果が変わります
ここで学ぶこと
- 自分の役だけを見ても、勝敗は分かりません
- 「相手が何を持っていたら負けるか」を同時に考えます
この「相手の可能性を考える」感覚が、第 1 章以降で扱うレンジという考え方につながります。
読み終えたら
押すと、このレッスンを読み終えたことをこの端末にだけ記録します(レッスンの名前だけ。日時は残しません)。もう一度押すと外します。