1 ハンドの全体像

4 つの場面に分かれています

プリフロップ

ボード 0 枚

手札 2 枚だけを見て判断する

→

フロップ

ボード 3 枚

一気に情報が増える。最も重要な場面

→

ターン

ボード 4 枚

ポットが大きくなり、判断が重くなる

→

リバー

ボード 5 枚

カードは出揃う。最後の判断

共通する流れ

  • どの場面でも「カードが配られる → 全員が順番に行動する」の繰り返しです
  • 途中で全員が降りたら、その時点で終わります。リバーまで行くとは限りません

手順① ブラインドを出す

ハンドはここから始まります

やること

  • SB が 0.5BB を出す
  • BB が 1BB を出す
  • この時点でポットは 1.5BB

ポイント

  • カードを見る前に出します
  • 本人の意思とは関係なく、強制です
  • この 2 人は、すでにチップを賭けた状態でハンドが始まります

だから BB は、安くコールできる立場になります。

手順② 手札を 2 枚配る

この 2 枚は、自分にしか見えません

配る順番

  • SB から時計回りに 1 枚ずつ、2 周します
  • 実際のプレイには影響しません

各プレイヤーに、裏向きで 2 枚ずつ配られます。

これをホールカード(hole cards)と呼びます。

この 2 枚は、ショーダウンになるまで誰にも見せません。

ここから判断が始まる

  • この 2 枚だけを見て、参加するかどうかを決めます
  • 参加するハンドの選び方が、既存の「プリフロップ表」です

行動は 6 種類しかありません

ポーカーでできることは、これだけです

行動 意味 できる条件
フォールド 降りる。手札を捨てて、このハンドから抜ける いつでも
チェック 何も賭けずに、次の人へ回す 誰もベットしていない時
ベット チップを賭ける。最初に賭ける行為 誰もベットしていない時
コール 相手と同じ額を出して、ついていく 誰かがベットした後
レイズ 相手より多く賭けて、上乗せする 誰かがベットした後
オールイン 自分のチップを全部出す いつでも

覚え方

間違えやすい 3 組

言葉が似ているので、最初に整理します

チェック と コール

  • チェック:0 円で次に回す(無料)
  • コール:相手と同額を出す(有料)
  • 誰も賭けていない時だけチェックできます

ベット と レイズ

  • ベット:誰も賭けていない状態で、最初に賭ける
  • レイズ:すでに賭けられている額に、上乗せする

「チェック」は英語で軽く机を叩く動作でも示せます。

チェック と フォールド

  • チェックできる場面で降りる必要はありません
  • 無料で次のカードが見られるのに降りるのは、ただの損
  • 初心者が最も多くやる操作ミスです

レイズの呼び方

  • 2 回目のレイズ = 3bet
  • 3 回目 = 4bet
  • 最初のレイズが 1bet ではなく、BB が 1bet 扱いのため

ベッティングラウンドが終わる条件

次のカードが出るタイミングです

終わる条件は 2 つ

  • ① 全員が同じ額を出した(または全員チェック)
  • ② 1 人を残して全員が降りた

①の場合

  • 次のカードが配られ、次の場面に進みます
  • プリフロップ → フロップ、のように進行します

②の場合

  • その時点でハンド終了。残った 1 人がポットを取ります
  • カードを見せる必要はありません
  • 実際、ほとんどのハンドはこの形で終わります

だから重要なこと

  • 役を作らなくても勝てます
  • 「全員を降ろす」も、立派な勝ち方です

降ろして勝つ行為を「ブラフ」と呼びます。ポーカーの中心にある考え方です。

行動する順番

プリフロップと、それ以降で違います

プリフロップ

  • BB の左隣(UTG)から始まります
  • BB はすでに 1BB 出しているため、最後に行動します

フロップ以降

  • SB から始まります(残っていれば)
  • BTN が最後。だから BTN が有利です

後に行動するほど、相手の行動を見てから決められます。これがポジションの有利さの正体です。

最低レイズ額のルール

知らないと、テーブルで止まります

基本ルール

  • レイズは「直前の上乗せ分」以上、上乗せする
  • 例:相手が 3BB にした(1BB → 3BB、上乗せ 2BB)
  • 次のレイズは最低 5BB(3BB + 2BB)

上限

  • ノーリミットでは上限なし。いつでもオールインできます
  • 「ノーリミット・ホールデム」の名前の由来です

最低額は覚えなくても、ソフトが自動で弾きます。

実際のレイズ額の目安

  • プリフロップの最初のレイズ → 2.5BB が標準
  • 3bet(2 回目のレイズ) → 相手の 3 倍前後
  • フロップ以降 → ポットの 25 〜 100%

金額ではなく、ポットに対する割合で決めます。

オールインとサイドポット

チップが足りない人がいる時の処理です

オールインとは

  • 自分のチップを全部賭けること
  • それ以上は払えないので、以降の賭けには参加しません
  • 降りずに最後まで見られます

サイドポットとは

  • オールインした人が取れる分(メインポット)と
  • それ以上の賭けで作られた分(サイドポット)を分ける仕組み

これも計算はソフトが自動でやります。仕組みだけ知っていれば十分です。

具体例

  • A が 20BB でオールイン
  • B と C が 50BB ずつ出した
  • メインポット:20 × 3 = 60BB → A・B・C の 3 人で争う
  • サイドポット:30 × 2 = 60BB → B と C だけで争う

A が最強の役でも、サイドポットは取れません。

ショーダウン

最後まで残った人が、手札を見せ合います

誰から見せるか

  • 最後にベットまたはレイズした人から
  • 誰もベットしなければ、最も早い席の人から
  • 時計回りに見せていきます

負けている人は見せなくてよい

  • 「マック」と言って、見せずに捨てられます
  • 情報を渡さないための選択です

「役を作って見せ合うゲーム」というイメージは、実態とかなり違います。

判定

  • 7 枚から最強の 5 枚を作り、比べます
  • 完全に同じならポットを山分け(スプリット)
  • オンラインでは自動で判定されます

ショーダウンに行く割合

  • 実際にはハンドの 2 〜 3 割程度
  • 残りは、誰かが降りた時点で終わります

確かめる

フロップ以降で、最初に行動するのはどの席でしょう(その席が残っているとき)。

  • UTG
  • SB
  • BTN
答えを見る

SB です。フロップ以降は SB から始まり、BTN が最後に行動します(本文「行動する順番」)。

読み終えたら

押すと、このレッスンを読み終えたことをこの端末にだけ記録します(レッスンの名前だけ。日時は残しません)。もう一度押すと外します。