第 0 章 ポーカーとは何か / 第 3 部 ゲームの進行
1 ハンドを最初から最後まで追う
ここまでの内容を、実際の流れで確認します
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設定
この後の流れ
- プリフロップ → フロップ → ターン → リバー
- 各場面で、あなたが何を考えるかも書いていきます
読み方
プリフロップ① 手札が配られる
あなたに配られたのは A♥ K♠
状況
A♥ K♠。表記すると AKo(エーキン・オフスート)。
プリフロップ表で確認すると、BTN では当然オープンする手です。
むしろ、どの席からでもレイズできる最上位クラスの手です。
あなたの行動
- 2.5BB にレイズします
- 理由:AKo は強く、後ろに 2 人しか残っていない
- ポットは 1.5 + 2.5 = 4BB になります
プリフロップ② BB がコール
2 人でフロップを見ます
| SB | フォールド |
| BB | コール(すでに 1BB 出しているので、追加 1.5BB) |
| ポット | 1.5 + 2.5 + 1.5 = 5.5BB |
| 残りスタック | あなた 97.5BB / BB 97.5BB |
| SPR | 97.5 ÷ 5.5 ≒ 17.7(かなり深い) |
ここまでで決まったこと
- あなたがレイザー(主導権を持つ側)
- あなたが IP(ポジションあり)
- 相手は BB のディフェンスレンジ
言葉の確認
- レイザー:最後にプリフロップでレイズした人
- IP:ポジションあり。フロップ以降、後に行動できる
- この 2 つが、以降の判断の土台になります
フロップ K♦ 7♣ 2♥
ボードが 3 枚めくられました
ボード
あなたの手札
K のワンペア
キッカーは A(最強)
あなたの役
- ボードの K♦ と手札の K♠ でワンペア
- ボードで一番高い札とのペア = トップペア
- キッカーが A なので「トップペア・トップキッカー」
相手の行動
- BB はチェック(何も賭けずに回してきた)
- あなたの番です
フロップ あなたの判断
なぜベットするのか
賭ける理由
- ① 自分より弱い手からコールをもらえる
- ② 相手の弱い手を降ろせる
- ③ ドローに無料でカードを見せない
ボードの性質
- K・7・2 でバラバラ(つながっていない)
- スートも 3 種類。ドローができにくい
- 「ドライボード」と呼ばれる形です
サイズは「ポットの何 %」で決めます。ここでは約 3 分の 1。
行動と結果
- あなた:2BB をベット(ポット 5.5BB の約 36%)
- BB:コール
- ポット:5.5 + 2 + 2 = 9.5BB
- 残りスタック:95.5BB ずつ
相手がコールしたので、何かは持っていると考えます。
ターン 9♠
4 枚目がめくられました
考えること
- このカードで相手が強くなったか? → ほぼ変わらない
- 自分はまだ勝っている可能性が高い
- だから、もう一度バリューを取りに行きます
役は変わらず K のワンペア
9 は、どちらのレンジも大きくは助けないカード
行動と結果
- BB:チェック
- あなた:6BB をベット(ポット 9.5BB の約 63%)
- BB:コール → ポット 21.5BB
リバー 4♦
最後の 1 枚。カードは出揃いました
最後の判断
- 勝っているなら、もう一度払わせたい
- 負けているなら、これ以上払いたくない
- 相手がコールしそうな手を具体的に考えます
最終的な役:K のワンペア(A キッカー)
行動と結果
- BB:チェック
- あなた:10BB をベット(ポット 21.5BB の約 47%)
- BB:コール → ポット 41.5BB
ショーダウン
相手の手札が公開されます
あなた
相手(BB)
あなたの勝ち
- あなた:K のワンペア
- 相手:Q♥J♥ で何もできていない(ハイカード)
獲得
- ポット 41.5BB を獲得
- 自分が出したのは 20.5BB なので、差し引き +21BB
相手の立場で見ると
- Q♥J♥ はフラッシュとストレートの可能性があった
- 最後まで何も完成せず、コールして負けた形です
このハンドで起きていたこと
各場面で判断していた内容の整理です
| プリフロップ | 強い手だったので、主導権を取るためにレイズした |
| フロップ | トップペアができた。相手より強い可能性が高いので賭けた |
| ターン | カードが相手を助けなかったので、もう一度賭けた |
| リバー | 勝っている前提で、払ってもらえる額を賭けた |
| ショーダウン | 相手は何もできておらず、こちらの勝ち |
注目してほしいこと
- 役を作ったから勝ったのではなく、毎回「賭ける理由」を持っていたから勝ちました
- 相手が最後までコールし続けたのは、フラッシュとストレートの可能性があったからです
- 同じ K のワンペアでも、ボードが違えば途中で降りる判断になります
確かめる
このハンドで勝てた理由として、本文が挙げているのはどれでしょう。
- 役を作ったから
- 毎回「賭ける理由」を持っていたから
- 相手が途中で降りたから
答えを見る
毎回「賭ける理由」を持っていたからです。役を作ったから勝ったのではありません(本文「このハンドで起きていたこと」)。
読み終えたら
押すと、このレッスンを読み終えたことをこの端末にだけ記録します(レッスンの名前だけ。日時は残しません)。もう一度押すと外します。