1 ハンドを最初から最後まで追う

ここまでの内容を、実際の流れで確認します

設定

  • 6 人テーブル/全員 100BB/あなたは BTN(ボタン)の席
  • BB = 100 円のテーブルだと考えてください。スタックは 1 万円分です。

この後の流れ

  • プリフロップ → フロップ → ターン → リバー
  • 各場面で、あなたが何を考えるかも書いていきます

読み方

  • 金額はすべて BB 単位です
  • ポットの増え方を、目で追ってください

プリフロップ① 手札が配られる

あなたに配られたのは A♥ K♠

状況

A♥ K♠。表記すると AKo(エーキン・オフスート)。

プリフロップ表で確認すると、BTN では当然オープンする手です。

むしろ、どの席からでもレイズできる最上位クラスの手です。

あなたの行動

  • 2.5BB にレイズします
  • 理由:AKo は強く、後ろに 2 人しか残っていない
  • ポットは 1.5 + 2.5 = 4BB になります

プリフロップ② BB がコール

2 人でフロップを見ます

SB フォールド
BB コール(すでに 1BB 出しているので、追加 1.5BB)
ポット 1.5 + 2.5 + 1.5 = 5.5BB
残りスタック あなた 97.5BB / BB 97.5BB
SPR 97.5 ÷ 5.5 ≒ 17.7(かなり深い)

ここまでで決まったこと

  • あなたがレイザー(主導権を持つ側)
  • あなたが IP(ポジションあり)
  • 相手は BB のディフェンスレンジ

言葉の確認

  • レイザー:最後にプリフロップでレイズした人
  • IP:ポジションあり。フロップ以降、後に行動できる
  • この 2 つが、以降の判断の土台になります

フロップ K♦ 7♣ 2♥

ボードが 3 枚めくられました

ボード

あなたの手札

K のワンペア

キッカーは A(最強)

あなたの役

  • ボードの K♦ と手札の K♠ でワンペア
  • ボードで一番高い札とのペア = トップペア
  • キッカーが A なので「トップペア・トップキッカー」

相手の行動

  • BB はチェック(何も賭けずに回してきた)
  • あなたの番です

フロップ あなたの判断

なぜベットするのか

賭ける理由

  • ① 自分より弱い手からコールをもらえる
  • ② 相手の弱い手を降ろせる
  • ③ ドローに無料でカードを見せない

ボードの性質

  • K・7・2 でバラバラ(つながっていない)
  • スートも 3 種類。ドローができにくい
  • 「ドライボード」と呼ばれる形です

サイズは「ポットの何 %」で決めます。ここでは約 3 分の 1。

行動と結果

  • あなた:2BB をベット(ポット 5.5BB の約 36%)
  • BB:コール
  • ポット:5.5 + 2 + 2 = 9.5BB
  • 残りスタック:95.5BB ずつ

相手がコールしたので、何かは持っていると考えます。

ターン 9♠

4 枚目がめくられました

考えること

  • このカードで相手が強くなったか? → ほぼ変わらない
  • 自分はまだ勝っている可能性が高い
  • だから、もう一度バリューを取りに行きます

役は変わらず K のワンペア

9 は、どちらのレンジも大きくは助けないカード

行動と結果

  • BB:チェック
  • あなた:6BB をベット(ポット 9.5BB の約 63%)
  • BB:コール → ポット 21.5BB

リバー 4♦

最後の 1 枚。カードは出揃いました

最後の判断

  • 勝っているなら、もう一度払わせたい
  • 負けているなら、これ以上払いたくない
  • 相手がコールしそうな手を具体的に考えます

最終的な役:K のワンペア(A キッカー)

行動と結果

  • BB:チェック
  • あなた:10BB をベット(ポット 21.5BB の約 47%)
  • BB:コール → ポット 41.5BB

ショーダウン

相手の手札が公開されます

あなた

相手(BB)

あなたの勝ち

  • あなた:K のワンペア
  • 相手:Q♥J♥ で何もできていない(ハイカード)

獲得

  • ポット 41.5BB を獲得
  • 自分が出したのは 20.5BB なので、差し引き +21BB

相手の立場で見ると

  • Q♥J♥ はフラッシュとストレートの可能性があった
  • 最後まで何も完成せず、コールして負けた形です

このハンドで起きていたこと

各場面で判断していた内容の整理です

プリフロップ 強い手だったので、主導権を取るためにレイズした
フロップ トップペアができた。相手より強い可能性が高いので賭けた
ターン カードが相手を助けなかったので、もう一度賭けた
リバー 勝っている前提で、払ってもらえる額を賭けた
ショーダウン 相手は何もできておらず、こちらの勝ち

注目してほしいこと

  • 役を作ったから勝ったのではなく、毎回「賭ける理由」を持っていたから勝ちました
  • 相手が最後までコールし続けたのは、フラッシュとストレートの可能性があったからです
  • 同じ K のワンペアでも、ボードが違えば途中で降りる判断になります

確かめる

このハンドで勝てた理由として、本文が挙げているのはどれでしょう。

  • 役を作ったから
  • 毎回「賭ける理由」を持っていたから
  • 相手が途中で降りたから
答えを見る

毎回「賭ける理由」を持っていたからです。役を作ったから勝ったのではありません(本文「このハンドで起きていたこと」)。

読み終えたら

押すと、このレッスンを読み終えたことをこの端末にだけ記録します(レッスンの名前だけ。日時は残しません)。もう一度押すと外します。