第 10 章 レビューと演習
この章で分かること
打った後の作業が、実力を作ります
ハンドレビュー・テンプレート
1 ハンドを、この形式で書き出します
記録する項目
【プリフロップ】
ポジション/有効スタック/アクション/自分の手/相手のレンジ
【フロップ】
ボード/レンジ優位/ナッツ優位/SPR/自分の位置
【ターン】
カードの分類/レンジ変化/判断と理由
【リバー】
バリューコンボ/ブラフコンボ/ポットオッズ/判断
検証パート(ここが本体)
- GTO 的な基準線はどうだったか
- Exploit の調整は妥当だったか
- どこで EV を誤認したか
- 見落とした情報は何か
- 代替ラインと比べてどうだったか
書き方のルール
- 結果(勝った・負けた)は書かない
- 判断の根拠だけを書く
- 1 ハンド 10 分。週に 5 ハンドで十分
リーク発見の手順
感覚ではなく、分類して探します
- ① 負けたハンドではなく、迷ったハンドを集める
- ② ストリート別に分類する(どこで迷ったか)
- ③ 同じ種類の迷いが 3 回以上あれば、それがリーク
- ④ その章に戻って、判断基準を作り直す
- ⑤ 次の 1 週間、そのスポットだけを意識して打つ
- ⑥ 1 週間後、同じ迷いが減ったかを確認する
負けたハンドを見直すと、結果に引きずられます。「迷った」を基準にすると、判断の質だけを追えます。
この本の使い終わり方
ここに書いたのは、答えの一覧ではなく分解の手順です。
手順が身についたとき、章ごとの結論は思い出す必要がなくなります。
1 か月目
3 秒ツリーを全ハンドで通す。判断の速さを作る
2 〜 3 か月目
章ごとに 1 週間ずつ。週 5 ハンドのレビューを続ける
それ以降
迷ったスポットだけを深掘りする。表は辞書になる
最終的な目標は、この本を開かずに、同じ手順で未知のスポットを分解できることです。
この章のケーススタディ(5 問)は、ケーススタディのページで、自分の判断を書いてから解説を読む形にしています。